退職代行サービスは、自分に代わって退職の処理を行ってくれるサービスのことです。
自分で退職の意思を伝える事が出来る人にとっては不要なサービスですが、精神的に追い込まれている人など退職の意思を伝える事が出来ない人にとっては、有効なサービスです。
退職代行サービスはメリットもありますが、利用するのは有料ですし、同じ業界に再就職をしようと考えている人は再就職が難しい可能性があるなど、デメリットもあります。
退職の意思を伝えるのが面倒だと思っている程度であれば利用は避けた方が無難ですが、パワハラや体調不良になりかけている人は利用を検討してみましょう。
この記事のまとめ
- 退職代行サービスを利用する必要がない人 → 自分で退職の意識を伝えることが出来る人
- 退職代行サービスが有効な人 → パワハラを受けているなど、緊急性が高い場合
- 退職代行サービスを利用するには数万円の費用がかかる
- 退職代行サービスを使って退職した場合、同じ業界の再就職が難しい可能性がある
目次
退職代行サービスとは
退職代行サービスとは、会社を退職したいと考えた時に、自分に代わって退職の処理を行ってくれるサービスのことです。
もし、自分で退職の意識を伝えることが出来る人は、わざわざ退職代行サービスを利用する必要はありません。
ただし、パワハラをされている場合、嫌がらせをされている場合、退職を承認してくれない場合など、自分では対応が難しい場合は、退職代行サービスを利用する価値があります。
退職代行サービスを利用する場合の流れ
STEP
退職代行サービスの調査、申込
まずは、利用する退職代行サービスを調べて、申込を行います。
STEP
相談
申込完了後、退職に向けて気になる点、相談事項などを伝えて、退職代行サービスを利用することでトラブルが起きないように調整します。
STEP
料金の支払い
内容が問題なければ、料金の支払いを行います。
退職代行サービスによっては、後払いの場合もありますので、その時は退職後に支払いです。
STEP
退職代行サービスが退職手続き
料金の支払いを退職代行サービスの業者が確認後、自分の代わりに退職手続きを会社と行ってくれます。
退職代行サービスと会社の手続きが完了したら、無事退職です。
退職代行サービスのメリット
自分で退職の意思を伝えることなく退職が可能
退職代行サービスの一番のメリットは、自分で退職の意思を伝えることなく退職が出来ることです。
会社に相談しやすい環境であれば問題ないのですが、状況により自分の意志では伝えられない場合もあります。
退職の意思を伝える事が出来ない限り、退職することは困難ですので、そんな時に退職代行サービスであれば、代わりに対応してくれるため、心配不要です。
すぐに退職が可能
退職の意思を伝える事が出来たとしても、引き留めや脅しなど、すぐに退職ができずに結局ずるずると流れてしまうケースがあります。
退職代行サービスを利用すれば、すぐにでも退職ができますので、すぐにでも退職したいと考えている人にもメリットが大きいです。
トラブルが起きた場合退職代行サービスに任せられる
退職代行サービスを利用することで、何かトラブルに巻き込まれる可能性があるかもしれませんが、退職代行サービスの業者には弁護士と提携しているところもありますので、その点は安心です。
トラブル時の対応などしっかり対応しているかどうかは、退職代行サービスを選ぶ時の基準にするといいです。
退職代行サービスのデメリット
費用がかかる
退職代行サービスの利用料は、業者によっても異なりますが、数万円かかるケースが多いです。
当たり前ですが、自分で退職の意思を伝えて退職手続きをすれば費用はかかりません。
退職代行サービスを利用しようと思っている人の中には、精神的に辛い状態が続き、追い込まれている状態の人もいます。
自分では伝えにくい環境の人は、たとえ費用がかかったとしても数万円で退職の代行をしてくれるのであれば、安いと感じるかもしれません。
退職癖がつく可能性がある
退職代行サービスを利用してもしなくても、1度退職をすると、2回目も退職する可能性があります。
1回目はかなり慎重になりますが、2回目は1度退職した経験があるので、初回に比べて退職するハードルが低くなります。
ましてや、退職代行サービスを利用した場合は、退職を伝えるストレスがかからないので、退職癖がつく可能性があります。
ただ、精神的に追い込まれている状態では、早めに退職をした方がいいです。
同じ業界の場合は、再就職が難しい可能性がある
全く違う業界の場合であればおそらく問題ないとは思いますが、同じ業界で特に狭い業界の場合は、退職代行サービスを使って辞めたという噂が広まる可能性があります。
何か理由があって円満退職をした人と、退職代行サービスを使って退職した人では、イメージが全然違います。
可能であれば、退職代行サービスを利用するのではなく、自分で退職の意思を伝えて退職するのが理想です。
悪質な退職代行業者に依頼してしまう可能性がある
悪質な退職代行業者に依頼してしまう可能性はゼロではありませんので、依頼する場合は、評判や口コミなどしっかりと調べて依頼をしましょう。
安いからダメ、高いからOKというわけではありません。
後程退職代行サービスをいくつか紹介していますので、参考にしてみてください。
退職代行サービスをおすすめする人・おすすめしない人
退職代行サービスをおすすめする人
退職代行サービスの利用をおすすめする人は、パワハラを受けている等、自分1人では解決できないくらい緊急性が高い場合、精神的に追い込まれている状態の場合の人です。
退職をした方がいいような緊急性の高い状態で、会社を継続してしまうと、最悪体調を崩してしまい、仕事にもプライベートにも大きく悪影響を及ぼす可能性があります。
そのような人は、退職すること、退職代行サービスを利用することは、悪いことと考えるのではなく、今後の自分のためにも使えるサービスはぜひ活用しましょう。
退職代行サービスをおすすめしない人
退職代行サービスをおすすめしない人は、ある程度コミュニケーションが取れている人です。
退職を考えている人の中には、上司に相談するのが面倒、引継ぎが面倒、何となく面倒なので楽をしたい程度で考えている人もいるかもしれません。
確かに退職代行サービスを利用すれば、余計な負担はかからないので楽かもしれませんが、利用するのは有料なので費用の負担は必ず発生します。
また、先ほど紹介したデメリットにもあるように、退職癖がついたり、同じ業界に就職しにくい可能性があるなど、メリットだけではなく、デメリットもあります。
退職代行サービスを利用するのは、緊急性の高い時に利用を検討してみるのがいいと思います。
退職代行サービスの比較
①退職代行ガーディアン
ガーディアンは、労働組合法に基づき東京都労働委員会に認証されている法人格を有する法適合組合が対応しているので違法性なく安心・確実に退職できます。
即日対応なので、相談をした当日から出社する必要はなく、会社や上司へ連絡不要は不要です。
ガーディアンを運営しているのは合同労働組合のため、一般企業とは異なり、代理/交渉を行えることが法律で定められています。
料金は、一律「¥29,800」で、別途追加費用は発生しません。
ガーディアンは、確実性・リスクが低く、費用面でも安いのが特徴です。
退職代行ガーディアンを利用する流れ
STEP
相談
無料相談 or 申込相談は、LINE or 電話から相談します。
ほとんどの方が、電話ではなくLINE相談です。
\ 公式HPから無料で相談する /
②辞めるんです
辞めるんですは、顧問弁護士からの業務指導を受け、コンプライアンスを徹底して、適切な業務範囲で活動をしており、業界初の後払いサービスに対応しています。
費用は、追加費用発生なしで、「¥27,000」です。
辞めるんですが選ばれている3つの理由は、「即日退職・後払い可能・連絡不要」な点です。
辞めるんですを利用する流れ
STEP
相談
無料相談 or 申込相談は、LINE or 電話から相談します。
ほとんどの方が、電話ではなくLINE相談です。
STEP
アンケートに回答
簡単なアンケートフォームが届きますので、入力します。
STEP
スケジュールの確定
状況を伝えて、具体的なスケジュールを決めていきます。
STEP
支払い
内容に問題なければ、銀行振込、もしくはクレジットカードで支払いをします。
STEP
退職
支払いが確認出来たら、自分の代わりに退職代行をしてくれます。
\ 公式HPから無料で相談する /
③弁護士法人みやびの退職代行サービス
弁護士法人みやびの退職代行サービスは、頼れる弁護士が退職を丁寧にフルサポートしてくれます。
有休取得の交渉、給料の未払いへの対応、退職金の請求、未払いの残業代の請求などの交渉は、弁護士資格がないと行うことができないです。
弁護士法人みやびの退職代行サービスであれば、その点は安心して頼ることができます。
相談料は無料ですが、着手金が55,000円、オプション費用が回収額の20%(残業代・退職金請求など)、実費(郵送料など)がかかります。
費用は少し高いですが、万が一トラブルが発生した場合でも、プロの弁護士が対応してくれるので安心です。
弁護士法人みやびの退職代行サービスを利用する流れ
STEP
相談
無料相談 or 申込相談は、LINE or メールから相談します。
\ 公式HPから無料で相談する /
まとめ:退職代行サービスとは?メリット・デメリットを解説!
退職代行サービスを利用しなくても自分の意志で退職を伝える事が出来るのであれば、利用をしない方が余計な費用もかからないですし、無難です。
利用すると転職先に響く可能性もゼロではありません。
ただ、精神的に追い込まれているなど緊急性が高い場合は、退職代行サービスを利用するなど、転職を真剣に考えましょう。
この記事のまとめ
- 退職代行サービスを利用する必要がない人 → 自分で退職の意識を伝えることが出来る人
- 退職代行サービスが有効な人 → パワハラを受けているなど、緊急性が高い場合
- 退職代行サービスを利用するには数万円の費用がかかる
- 退職代行サービスを使って退職した場合、同じ業界の再就職が難しい可能性がある
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